もう8月ですね。
お盆や夏の高校野球などまだまだ夏を感じさせるイベントが多いですが
そろそろ今年の秋服の足音が聞こえてくる季節でもありますよね。
そこで気になるのが、2018年秋冬のトレンドカラー。
トレンドカラーは、例えば同じ無地のロンTでも今年のトレンドカラーを着ていれば
今年っぽくなれる、という押さえておけば周りよりもオシャレへの先手を打てるモノですよね。
毎年ファッションショーではシーズンごとにスタイルやアイテムも注目されますが、
このトレンドカラーも注目されています。
さて2018年の秋冬のトレンドカラーを押さえて、秋冬のおしゃれをもっと楽しんじゃいましょう。
<<目次>>
1:パントン社が発表した2018年秋冬のトレンドカラー
2.JAFCAが発表した2018年秋冬のトレンドカラー
3.JAFCAが発表した2018年秋冬のレディースのトレンドカラー
4.オススメアイテム
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1:パントン社が発表した2018年秋冬のトレンドカラー
前回、2018年春夏のトレンドカラーの紹介記事でも述べたように、パントン社という色の権威の会社があります。
そして、そのパントン社が毎年、各地で行われるファッションショーを基に、シーズンごとにトレンドカラーを発表してくれます。
パントン社が発表することで、デザインのあらゆる面で利用されるトレンドカラーとして周知されます。
では、早速今年発表されたものを早速見てみましょう。
・ニューヨークコレクションからひも解く2018秋冬トレンドカラー
ニューヨーク編は注目すべき10色と定番の5色が発表されています。
見てわかるように、通常秋冬の色っぽっくないような鮮やかな色が多数挙げられていますよね。
これらの予想外の色合いはファッションを前進させる芸術性と独創性に富んでいますね。
しかしながら、従来通り、森の下に落ち重なり合っている落ち葉のような色も健在しています。
・ロンドンコレクションからひも解く2018秋冬トレンドカラー
ロンドン編はニューヨーク編に2色を加えたトレンド12色とニューヨーク編と同じ定番の5色が発表されています。
ニューヨーク編と同じく鮮やかな色たちが、落ち葉のような色たちに交じり多数挙げられているのが特徴です。
その中でも、ニューヨーク編ではチョイスされていなかった2色がこちら、ロンドンでは選ばれています。
PANTONE 15-1515メロウローズは英国の伝統的な美しい色合いが特徴。
対照的にPANTONE 18-2045ピンクピーコックは鮮明でかなり印象的な色ですね。
この2つのコレクションから発表されたトレンドカラーは大まかに3つに分類されます。
①伝統的な秋らしい深みのある色
②インパクトのある鮮やかな色
③パープル系の色
「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー2018」として、
2018年のカラーとして発表された「ウルトラバイオレット」に加えてパープル系の色が多く選ばれていますね。
パーオウルに込められた意味は、
・未来に向かってビジョンを指し示す先見性、独創性
・広大な宇宙のように、新たな知識を追求するという欲求
らしいですよ。
これからの未来に向けてのポジティブな色ですね。
・脱モノトーンの流れ
また、今回2018年の秋冬のトレンドカラーがこのようなものになったのは、
脱・モノトーンの大きな流れがあります。
それによって秋冬の定番的な色味は少なくなっていますね。
さらに、現在のファッションショーは春先に冬のコレクションが発表されています。
そしてそのショーで、ランウェイに登場したアイテムは購入できるという「シーバイナウ(see buy now)」形式を取り入れています。
なので秋冬のアイテムを実際には春先に購入してすぐに使える状態なんですね。
なので秋冬の色にも関わらず鮮やかな色たちが多いというのも言えるかもしれません。
シーバイナウ(see buy now)の登場でトレンドカラーの季節感が薄れて行くのかもしれませんね。
2.JAFCAが発表した2018年秋冬のトレンドカラー
日本の色の権威である、一般社団法人 日本流行色協会も、季節ごとにメンズ・レディース・インテリアに分けてトレンドカラーを発表しています。
日本流行色協会の発表した2018年秋冬のメンズウェアのトレンドカラーも観ていきましょう。
2018年秋冬メンズウェアのカラーテーマは「Anglophilia(アングロフィリア)」です。
この単語を聞いてぴんと着た方はヴィヴィアン・ウェストウッドのファンの方ではないでしょうか。
筆者もすぐにピンときました。
Anglophilia(アングロフィリア)とはイギリス贔屓、という意味です。
2018年秋冬はトラッドスタイル人気が再燃しており、
注目されるブリティッシュ回帰を主題とした色たちをメインにチョイスしているようです。
余談ですが、ヴィヴィアン・ウエストウッドにも似た単語の「アングロマニア」というレーベルがありますね。
幅広いターゲット層に向けたヴィヴィアン・ウエストウッドのセカンドラインです。
さて、話がそれましたが、JAFCAは2018年秋冬のトレンドカラーのカラーテーマ、Anglophilia(アングロフィリア)を
さらに5つのカラーグループに分類しています。
キーワードごとに見ていきましょう。
1.Midnight Castle ミッドナイト・キャッスル
直訳すると真夜中の城、という意味の色のグループ。
JAFCAのイメージを引用すると、
真夜中の森の中の暗闇に浮かび上がる城郭からこぼれ落ちる僅かな光が照らす木々や葉、城壁や石畳の地面などが描き出す色味をリードイメージとしている。
とのこと。
名づけられたグループの名の通りのカラーイメージですね。
伝統的な秋冬の定番色が多く、どんなアイテムにしても合わせやすいカラーが満載で、
この秋冬のアイテムのメインストリームとなるカラーになりそうですね。
2.Irish Pale アイリッシュ・ペール
アイリッシュペールと聞いて真っ先に思い浮かぶ物、お酒じゃありませんか?
淡い色の大麦麦芽を使用して醸造するアイリッシュ・ペールエールを思い浮かべたのですが、あながち間違いでは無いようです。
このグループのイメージを引用すると
そのアイリッシュウイスキーの感性をリードイメージとした、ナチュラルな色調でありながら、澄んだ穏やかなニュアンスのペールトーンのカラー
ウィスキーの方だったんですね。
引用や写真からもわかる通りペールトーンのカラーのグループです。
最近はレディースでもこのようなペールトーンのアイテムが流行っていますね。
人気の家電や雑貨なんかもこのような色合いのものが多いように感じます。
性別関係なくはやりそうな色群ですね。
JAFCAが2018年を代表するカラーとして選出していた、
2018年のトレンドカラー「ビジョナリーミント」はこのカラー群が一番近しいでしょうか。
3.Trooping The Colour トルーピング・ザ・カラー
トルーピング・ザ・カラーとは、主に英国にて国王の誕生日にロンドンの近衛騎兵練兵場で行なう華やかな行事の事を指します。
このカラーグループは、その行事の際にも現れる、コールドストリームガーズ(歩兵連隊)にインスピレーションを得た色彩群。
私たちも英国の兵隊と言ったらすぐにピンとくるであろう、赤い制服に黒い帽子をかぶった兵隊がコールドストリームガーズです。
その衛兵服として有名なトルーピング・レッドを中心としたこの色彩群を、JAFCAはミリタリーカラーのグループとして位置付けている。
2018年の秋冬メンズファッションのトレンドはアウトドアやミリタリーの流れも非常に強く、大きなトレンドとなっている。
そのムードに沿ったような、アクセントになるカラーがチョイスされていますね。
4.Scottish Natural スコティッシュ・ナチュラル
ナチュラルと銘打っているだけあって自然なアースカラーが多いグループ。
秋冬の典型的なベーシックカラーが多く、今季のベースになるであろうカラーグループ。
5.Vintage Metallic ヴィンテージ・メタリック
春夏のトレンドカラーの際にも紹介したようにハイテク素材のメタリックな感じの素材のカラー群。
2018年の秋冬のトレンドはスポーティーさや、先ほど挙げたようなアウトドアな流れも強く注目されている色でもあります。
JAFCAはこのカラー群を、
今シーズンのファッションイメージを性格付ける象徴的な色のグループ。
と位置付けています。
総括として
全体的に言えることはパントン社が発表したカラーにも言えることですが、
典型的な秋冬のカラーに、ヴィヴィッドで鮮やかなカラー群が混ざっているという点ですね。
特に今年の春のカラートレンドの中にもありましたが、スポーティなアイテムの台頭によって、
メタリックやハイテク素材のケミカルなカラーが注目されるようになってきています。
2018年秋はアウトドアスタイル人気の復活など、ますますこの分野のカラーに注目が集まりつつあります。
今後の動向が気になるところではありますね。
3.JAFCAが発表した2018年秋冬のレディースのトレンドカラー
ここで番外編ですが少しレディースのトレンドカラーにも触れておきたいと思います。
パントン社は全体のトレンドとしてのカラーを発表するのみにとどまりますが、
JAFCAはレディースとメンズを分けて発表しています。
また、レディースのトレンドはメンズより早いと言われています。
来年にメンズで流行るカラーもあるかもしれない、という点では全くの無関係ではないんですよね。
では、ざっと見ていきましょう。
2018年秋冬レディースウェアのカラーテーマは「PALPITATION(パルピテーション)」です。
意味は「ときめき」らしいですよ。
なぜこのようなテーマになったのか、という部分から引用すると
服を着るという、当たり前ではあるが人間だけがおこなう行動から生まれる情感を「パルピテーション(ときめき)」と名付け、今シーズンの全体テーマとした。
ということです。
メンズのトレンドカラーのテーマが、原点回帰ともいえるテーマなのに対し、かなり前向きなテーマだな、と個人的には感じました。
早速カラー群を見ていきましょう。
1.Art 芸術、技術
青系・紫系のカラーで占められていますね。
このカラー群のイメージは
現代美術の抽象画や仮想現実の幻想的な映像などを想起させ、現実と非現実の双方に通用するようなイメージである。
とのこと。
確かに、モネの有名な睡蓮の絵画に使われていそうな淡いカラーが多いですね。
注目すべきは、パントン社がカラーオブザイヤーに選出しているパープル系が大きく取り上げられていることですね。
2.Heritage 遺産
言葉の通り、受け継がれてきた絵画や芸術作品・ヴィンテージのものや朽ちたものなどからインスピレーションを受けているカラーたち。
このトレンドカラー群は、メンズのトラッド回帰というトレンドとも通じる部分がありますね。
3.Poetry 詩歌、詩情
冬のペールカラーの色彩群。
JAFCAによると、高品質なスポーツ素材やフィジカルなイメージも含ませているようです。
こちらも、スポーツ素材への注目という点ではメンズファッションに通じる部分がありますね。
メンズ・レディース含め、アウトドア・スポーツの大きなトレンドの流れが出来上がっていると言えますね。
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4.オススメアイテム
シャツで取り入れる
トップス | オープンカラーシャツ/チェック柄 |
英国調カラーのチェック開襟シャツは、この秋のトレンドど真ん中アイテム。
人気の開襟シャツという首物が大きく開いたシャツに、トレンドカラーが詰まったシャツ。
羽織るだけで今年らしさ満載ですね。
小物で取り入れる
引き続き人気のオレンジも、ベルトでなら取り入れやすいですよね。
オールブラックのコーデに差し色として使ってみましょう。
トップス | ロゴロングベルト |
パープルにトライ
トップス | ビッグシルエットアンサンブル |
トレンドのパープル。
ニットだと編みの凸凹感がさらにニュアンスをプラスしてくれて◎
ブラックやホワイトと合わせてコーデすれば存何難しくないのでぜひチャレンジを。
トップス | ポンチ素材サイドZIPビックT |
こちらもペールトーン系のパープル。
ゆったり目のワイドデニムと合わせれば、脱力系カジュアルスタイルに。
マフラーで取り入れる
マフラー | 選べる5柄大判マフラー |
これから秋冬に向けて取り入れやすいのは巻物で色を取り入れること。
鮮やかなブルーのマフラーは顔周りも明るくしてくれるし、
暗くなりがちな秋冬のコーデの差し色として◎
バッグで取り入れる
バッグ | MEIミニマムメッセンジャーバック |
バッグで色味を取り入れるのも簡単で失敗しない方法です。
最近はミニバッグが流行っているので、派手色でもコーデ内における色の分量が少ないので、
チャレンジしやすくなってきています。
いかがでしたか?
ぜひトレンドカラーを取り入れて、この秋冬の着こなしを楽しんでくださいね。
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